ふつうのブログ

2016年4月24日

お金をかけたら遊びはつまらん

私が住んでいる香美市の暮らしのゆたかさ、面白さを紹介した「住み歩きマップ」が3月に香美市から発行されました。約半年かけて地元の編集制作チームと編集会議、取材、撮影を行い、2ヶ月かけてデザインでまとめた汗と涙と地元愛がつまったものになっています。

 

その取材中のエピソードをひとつ。
物部の神池地区でかかしづくりをされている「のりくん」にお話を伺ったときのこと。神池地区の住民は人間が50人でかかしが25人いる。90過ぎのおじいが「散歩しても一人も人に会わん」と言うので、ほんならかかしでもつくっちゃろ、と6年前にのりくんが作り始めたのがはじまり(住み歩きマップ物部篇「神池かかしばなし」参照)。

このかかし、ほんとによくできていて、ひっそりした村の風景の中になんの違和感もなくいるもんだからびっくりしてしまう。人かと思ったらかかしだし、かかしかと思ったら人だし。
そのうちのりくんを始めとする神池住民のかかし作りの輪が広がり、土佐山田で毎年開催される「山田のかかしコンテスト」では圧巻のクウォリティーと世界観で、2年連続で大賞をさらっていました。

kakasi

取材中、のりくんのかかしづくりの工房「作遊所 かかし家」をのぞかせてもらいました。神池のかかしは、中身は神池産のわら、髪の毛はシュロ、服は住民のおさがり。オール神池産かかし。
看板ももちろんのりくんの手作り。この「作遊所」というネーミングがもう楽しい。作業所じゃなくて作遊所。「遊びやき。お金をかけたらつまらん。」とのりくんは言う。「お金をかけずにいかに面白くするか、それが遊びやき」。

高知がおもしろい理由。

県民所得が全国最下位でも、生産率が低くても、お金をかけずに毎日を楽しく過ごすユーモアとアイデアを持っている。これでいいのだ。というか、これがいいのだ。高知人のこんな考え方が好きで、私は高知を離れられないのです。人生や、仕事、自分が生きている場所を楽しむためのヒントがここにあるように思います。

「高知はおんちゃんが断然おもろい。好きなことに没頭して周りを困らせつつも、愛嬌があって憎めない濃いキャラの高知のおんちゃんがゴロゴロおるで!」とは取材に同行したコピーライターの池田さん。そんなおんちゃん達を支えつつ笑いつつ手綱をひっぱる高知のおばちゃんもまたすごい。

そういやそんな高知のおんちゃん、家族にもいました。

父です。

2016年4月23日

はじめまして

ついにつくってしまいました。ホームページというものを。

自身の仕事を紹介するというよりは、関わってきたお仕事やお客さん、地域のことを紹介していくようなものにしたいと思い、友人であるhalfpixelの飯島さんにお願いし、一緒に考えてつくっていただきました。

祖父がかつて駅長をしていた高知県香美市土佐山田町を生活拠点に、たまに生まれ育った街である東京都国立市に里帰りしながらお仕事しています。

仕事のこと、子育てのこと、高知の暮らしのこと、国立の暮らしのことをつぶやいていきたいと思います。

よろしくおねがいします。